自己紹介

自分の写真
S大学の文学部でジャーナリズムについて学んだ気になってるタイプの結構悲惨な学生だったりするですね。

2012年7月21日土曜日

ベストセラーの話!


ベストセラーはなぜベストセラーになるのでしょうか!
読む人が多いからですよね!ではなぜこんなに読まれるのか?
内容が良いから?有名な人が書いたから?
違います。ベストセラーは作り出されるのです。だから売れるのです。

出版社は新書本を書くにあたり、徹底的に調査を行います。世間一般でどのような事が流行っているのか?人々はどのような話を求めているのか?
それらを調査して、その調査資料を前もって抱えていた作家に渡して本を書かせます。
新書はだいたい2ヶ月もあれば出せるのです。
そうやって書かせた本を、同じ出版社が出している雑誌などの広告に載せます。
そうすると当然売れます。徹底した調査を行って出した本なのですから。

そしてそうした本が売れると、他の出版社はこぞって同じような内容の本を出します。
Appleのスティーブ・ジョブズが他界された後に、彼の言葉を扱った本が何冊出ました?
ピーター・ドラッガーの注釈本が何冊出されましたか?
コミュタリアニズムの代表的論者、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の本が
何冊出ましたか?
そういう事です。近年の出版業界はマーケティングを行っているのです。
徹底した調査の後迅速に本を書かせ、ブームを生み出します。またはそのブームに
あやかって似たような本を出します。柳の下のドジョウという諺がありますが、
必ずしもそうとは限りません。やっぱり売れるのです。ブームなのですから。

ではなぜこの状況が生まれたのでしょうか?出版社がパクリ本を大量に出して、
それが売れてしまうという状況。真犯人は簡単に見つかります。
鏡を見ればいいのですから。

哲学者の本を読んだ事ある人なら分かると思いますが、彼らの発言の殆どは
意味不明です。いままでそれなりに多くの本を読んでいて、哲学者たちの思いの丈を綴った本を読み、その哲学者の思いを自分なりに解釈して「これはこういう事を言っているのではないか?」と意見を出せる人が今どれくらいの数存在してるでしょうか?

読者の質の低下です。自分の頭で考えず、人の意見に同調する人が増えたのです。
自ら書き手の方に向かっていくのではなく、「書き手が俺らのランクにまで下げろ。そしたら読んでやるよ。」という立場になったのです。
そこにいるのは最早「読者」ではなく「消費者」です。まあマーケティングという時点で
消費者なわけですが。
さてこの状況に加担してるのは日本人の気質の1つである「同調」ですね。
出る杭は打たれる。
みんながしているから私もそれをする。
これがブームだからこれをする。
これが、ベストセラーを生み出した理由です。
皆読んでるベストセラーだから私も読む。
普段本を読まない人が買うからベストセラーになるのです。
なぜならベストセラーを買う人は『皆が読んでるから買う』人だから。
そして彼らは、自発的に本を買うようになりません。

しかし面白い事に、書籍の発行部数はそんなに落ちていません。落ちているのは
書籍の売り上げだけです。この事から分かる事は何か?
・世間で言うほど読書離れは起きていない
・定価を落とさないと発行部数を維持出来ないのかもしれない
この2つでしょうか。
不景気になると出版社の売り上げが伸びます。
お金使えないから旅行とか行かずに家で本でも読むか という事です。
皆さんどんどん本を読みましょう。






0 件のコメント:

コメントを投稿