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S大学の文学部でジャーナリズムについて学んだ気になってるタイプの結構悲惨な学生だったりするですね。

2012年8月1日水曜日

フランスの話

むかしむかし、フランスにジャン2世という王様と、その息子シャルル5世という王様がおりました。
ジャン2世はイギリスとの100年戦争中に戦争捕虜になり、身代金を支払う段階で
「俺は王様だぞ?そんな安くていいんか?」と見得を切っちゃって、自分から莫大な金額を提示しました。なんと300万エキュ。当時流通していた「王座のエキュ」と呼ばれる金貨で換算すると、金塊13.6tになりました。グラム換算して現在の金相場で計算すると、51,818,390,400円です。

うわあ。しかも王室は「そんな金ないし…そっか!金が無いなら質を下げていっぱい貨幣出せばいいのか!!」とまあバカなこと考えまして、超絶インフレが起きまして市場が窒息してしまいました。結局まるまる全額払い終える前にジャン2世は客死しちゃったのでまあなんとかなったと言えばなったのです。その息子シャルル5世はこの状態をなんとか切り抜けました。すごいでしょ。

まず彼が行ったのは、税収の改革。今まで場当たり的に徴収されていた税を恒常化し、タイユ(人頭税←直接税)エード(消費税←間接税)ガベル(塩税←間接税)を国税の柱としました。この事により、国王の支配地域に限られていた徴税範囲が国全土へと拡大して安定した税収が得られる事になりました。

次にシャルルはインフレを収束させる為に市場に出回っている貨幣を回収、純度を高めて信用を回復させようと考えそれを実行、維持しました。偉いです。

そして、軍隊も改革しました。フランスには領主が騎士に土地を与える代わりに戦争のときは騎士が領主の元へ馳せ参じるという所謂主従関係があったわけですが、100年戦争のころにはそんなものはただの夢物語でした。大規模な戦争が勃発した場合は傭兵を雇い入れてたのです。彼らはいくつもの戦場を渡り歩いたプロ集団なのですから、当然強いです。しかし彼らは戦争が集結すればお払い箱、野盗に成り下がります。まあ当然の事でしたし、誰も文句は言えませんでした。殺されますから。さて、シャルルは安定した税収を得て、初めて税金で常備軍を雇い入れたのです。数は多くはなかったですが、いざ事が起こると先陣を切って闘い、野盗化した傭兵をも蹴散らしたり等、国内の平和にも貢献しました。

世界史好きなんです…!


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